前回の『入門 考える技術・書く技術』に引き続き、続編にあたる【スライド編】を読み直しました。
本書は、読み手に効果的、適切に情報が伝わるようにするためのスライドの作り方が記術されています。前回のロジカルシンキングに関する入門編で学習したことを、スライドというアウトプットにする際のヒントがコンパクトに書かれています。
今回特に学びなおすことができたのは次の通りです。
■スライドの構成のフォーマットの一例は次の通り。
①表題(報告タイトル、お客様名、プレゼンの日付、自分の社名・名前、関係者外秘など)
②目次
③エグゼクティブ・サマリー
④背景
⑤要約、判断根拠
⑥根拠(1)、根拠(2)、根拠(3)
➆今後のステップ
⑧Appendix
※各項目の冒頭に中表紙を入れるとわかりやすい
※1枚のスライドの中には基本的に1メッセージ。複数存在する場合は次スライドへ
※資料が多すぎて説明の流れがわかりにくい場合はAppendixへ
■スライドを作るまでの流れ
・ピラミッドストラクチャーを書いてからだと、スライドの構成を作りやすい
後戻りがしにくい
・ピラミッドストラクチャーの要点は、「OPQとA」
(1)O(Objective)達成したい目標
(2)P(Problem)目標と現状のギャップ
(3)Q(Question)ギャップを埋める際に生じる疑問
(4)A(Answer)疑問に対する回答
本書の末尾に、スキルをいざ自分のものにするには、実践が必須と書いてあります。本当にその通りだと思います。自分にとって参考になる、わかりやすいと思う書籍は手元に置いておき、さまざまな場面で実践する際、学んだスキルを実践する、という繰り返しが必要なのだと思います。今後も良書をせっせと読み進めていきたいと思います。