いい会社の会に参加しました

今回は、この会を主催されている先生がコンサルに入られている会社様の案件を元に、いい会社になるにはどのようなことが必要か、といった対話を行いました。

 

こちらの会社の状況として、主要な点は以下の通りでした。

・社長と従業員との間でのコミュニケーションが不十分。信頼関係の構築に課題あり

・一部の工場において従業員と工場長との関係性の関係で、稼働が不十分の状況

・次期後継者とされるご子息はまだ平社員。コンサルに入っている先生がコーチングを行いながら後継者教育を実施中。

・オンライン販売は実施しているものの、組織としての運用が不十分

 

総じて、社長を中心とした経営層と従業員との間の信頼関係が課題とのことでした。これを改善する方法の一つとして、リーダーシップの中でもサーバントリーダーシップがあると思います。強いトップからの指示を出すというよりも、従業員に寄り添って現場の声に耳を傾け支援を行う、といったリーダーシップです。

 

当然のことですが、会社は従業員の日々の労働があってこそ成り立っています。従業員への信頼があってこそ、円滑な企業活動は実現すると言えると考えます。なかなか経営トップと従業員との良好な関係性構築は難しいと思いますが、それでも重要な点であることは間違いありません。

 

トップの意識・行動を変えるために、外から支援者として私たち中小企業診断士などが入ることは効果的であると考えます。コンサルとして入られている先生は、後継者候補であるご子息のコーチングを行いながら、企業変革に向けた提案活動も進められているとのことでした。こちらの企業様のような事例は少なくないと認識しています。この会での議論を通じて支援者としての支援策を練り、今後の支援活動に活かしていきたいと思います。

 

本日は、本編の後で懇親の場がありました。参加者一人一人の近況や、取組事例などが発表されました。久しぶりに近況を聞くと、コロナ禍ならではの活躍をされている方も多く、参考になりました。また情報交換を行っていきたいと思います。