品川区男女共同参画センター主催の「アサーティブ(自己表現)コミュニケーション講座」に参加しました。私が参加した動機は、プライベートの面では家庭を持ったことや中小企業診断士など様々な立場で関わるコミュニティが増えたことで自己表現をより上手に行えるようになりたいと思ったことです。
この講座は全3回で、今回は1回目「アサーティブな自己表現 Iメッセージによる表現」がテーマでした。イントロダクションとしてアサーティブの必要性について丁寧にレクチャーいただきました。
主催が男女共同参画センターということもあってか、アサーティブが生み出された背景に女性の社会進出などの背景が説明されました。例示として出された、「結婚しているのになぜ資格を取ろうとするの?」と問われた時に、適切に自己表現ができるか?という問いには、個人的にはハッとさせられました。自分だったら、その問いを投げかけた相手によっては、自分の言いたいことを打ち明けることなく、のみこんでしまうと思ったのでした。
様々な場面で、自分の心の中で「言いたい」と思うけど言いにくいことが生じています。傾向としては、家族に対しては遠慮なく言える(攻撃的な表現になることもある)けれども、職場や関係性の薄い人に対しては言いにくい(主張しない、のみこんでしまう)かと思います。
言いたいことを言わなくても良いような場面では必ずしも言わなくて良いと思います。しかし、言わないことで自分の意思が伝わらず、結果的に自分(もしくは他社も)が損をしてしまうこともあります。また、良好な関係を保つために非主張を選択したとしても、積もりに積もって、結果的にストレスで体を壊してしまったり、そのコミュニティから離れてしまうことになったり、といったケースもあります。
よって、言いたいことを言いたい自分のことも、他者のことも大切にした表現をすることが、みんなが幸せになれる最善策となります。今回の講義では内容としてはここまででした。下記に憶えておきたいTipsを書き記しておきます。
・プラスの志向・行動パターン(認知行動療法)
「行動」(まず行動する。積極的、目的に即した行動をしてみる。)
→次に「思考」(少しはうまくできるかもしれない、と肯定的に思えてくる。)
→その次に「感情」(うまくできる!良かった、大丈夫だ!という感情を持つ。)
⇒自己信頼感が増す。
・アサーティブな表現を支える4つの柱
①自己・他者を尊重する心を持つ
②自分の人生の舵を取ること
③率直で誠実な言動を取ること(率直さ、素直さは他者の心に響く)
④適切で明確な表現(非言語要素、具体的ではっきり伝えることも大事)
・アサーティブなIメッセージ
①率直・誠実な言葉
②相手も尊重
③提案・お願い
④ニュートラルな表現にする
⇒言葉とは別の複雑な思いを含ませないことが大事
言いたいことや言うべきことを、適切に相手に伝えることができるように、日ごろから意識して上手に表現ができるようになりたいと思います。次回の講座も楽しみに参加したいと思います。
肯定的で)