今回は2回目で「アサーティブ・チェックリスト アサーティブな表現の基本」がテーマでした。
まず最初に自己表現チェックリストを使い、4つの領域のうちの得手不得手を把握しました。領域は以下の通りです。
1.感謝、親しみ、褒めるなどの肯定的感情
2.弱音、本音の気持ち、自己開示
3.自己・他者の相違を認めて、自分の意思を尊重
4.守られるべき自分の権利を主張
講師より、具体的な事例を紹介いただきました。些細な内容でも相手に伝えることができず、ストレスがたまった結果人間関係が一時壊れてしまった人がいたそうです。適切に伝えることができればそのような事態も避けられた可能性があります。
そこで、アサーティブな表現のコツの紹介がありました。以下の順番で伝えると良いそうです。
1.「相手」:事実・状況の共有化(相手のいうことを確認)
例)「今日何があったの?」
2.「私」:私の気持ち・考え・事実
例)「お母さん、あなたの好きなものを作ってずっと待っていたよ。
遅いからどうしたんだろうと心配したよ。」
3.「お願い」」要求・提案
例)「遅くなるなら連絡入れてほしいな。」
※1.と2.の間と、2.と3.の間で数秒間を置くことがポイント。
一気に話してしまうと、相手が受け入れることが難しくなってしまう。
上記のような順序で話ができると、相手から「ごめん」という言葉など、こちらの気持ちが納得できる返答を得られる期待が高まるそうです。きちんと伝えないと、相手によってはこちらの状況を想像できない人もいるため、話を聞いたときにはじめて認識するケースもあるそうです。
また、相手によっては返答を引き出すのが難しい人もいるとのことでした。その際、ポイントになるのは「Iメッセージ」、つまり自分の気持ち・考えを本気で伝えることだそうです。
今回も生活をより良く過ごすためのヒントになりそうな、実践的な内容を勉強できました。次回も一層実践的な内容だそうです。楽しみに参加したいと思います。