経営のデザイン研究会に参加しました

今回はオンラインで「事業再構築補助金と知的資産と顧問契約」と言うテーマで開催しました。

 

事業の道標となる事業計画の立案支援や、顧問契約獲得などについて、知的資産を活かした方法などをディスカッションしました。

 

参加者の中には補助金支援に実際に入られた経験をお持ちの方が複数名いて、その経験談を踏まえて今後の支援の仕方を中心に話が進みました。申請時に作成する事業計画の作成の際、経営者が中心となって本気で作成をしないと事業は成功しないこと、補助金申請が採択されたとしても事業計画通りに実行されないとならないことなどの理由から、採択を目標にするのではなく事業の成功をしっかりと実現させることを考えなくてはならない、といったことが話されました。

 

このように書いてみると当たり前のようですが、実際のところは補助金の金額に意識が向いてしまい、長期的な目線が疎かになってしまいがちな部分が一部の事業者様にはある、といった意見がありました。中小企業診断士として、経営の支援を行う際、経営計画、事業計画の作成を通じて現在の企業の実情を整理し、今後のあるべき姿を社長の頭の中を整理して明記し、それの実行にあたり従業員との意識共有を行ない、伴走型での遂行支援を継続して行っていく。このような支援が必要だと考えます。

 

そのためには、やはり経営者の方との信頼関係がベースになってくると思います。日頃は日々の仕事で忙しい経営者の方に、中長期的な視点も踏まえた経営計画作成やその実現のための実行支援のため、コミュニケーション手段としての経営デザインシートや事業価値を高める経営シートなどをうまく活用していければと考えます。

 

改めて、支援者としてあるべき姿を考え直す機会となりました。