経営のデザイン研究会に参加しました

今回は「事業再構築補助金への経営デザインシートの活用」というテーマでした。事業再構築補助金の申請の際に、経営デザインシートをどう活用したら効果的か、などを
参加者間でディスカッションしました。

 

発表者の方は、事業再構築補助金の申請を一次公募、二次公募に申請済みで、三次公募も準備中とのことでした。短い期間で申請書類作成に取り掛かり、何日も徹夜しながら完成させたご経験もあるとのことでした。そのご経験の中から、匿名の事例を紹介しながら、補助金申請(事業計画作成)の際の経営デザインシート活用についての考察を発表いただきました。

 

特に印象的だった内容は以下の通りです。

・より実のある事業計画作り(ストーリー性など)に効果的

・経営者のヒアリングの際に認識を合わせながら話を進められる(効率性・生産性向上)などの目的で活用できる

・経営デザインシートの右側(ありたい姿)の内容は妄想でも構わない。その実現方法は、最新の技術を活用すれば、当初想定しなかったような事業が創出される。ジャンプした内容でOK。

・ターゲットの想定は重要。ある程度の絞り込みが必要。その上で、実際の既存顧客(もしくは想定する新規顧客)にヒアリングを行うなど、ニーズを確認の上で事業に盛り込む。

・リーチの方法も重要。単なる事業化だけでなく、顧客に認識してもらわなくては事業性の点でNG。

 

今回、発表者の方が、事例を踏まえた発表準備を行なってくださったので、参加者の皆さんとの意見交換が充実していました。様々な意見が出たので、新事業創出の観点でも、経営デザインシート活用の観点でも、経営者ヒアリングの観点でも気づきが多くありました。

 

こちらの研究会ではご縁があって副会長を務めさせていただいていますが、改めて良い研究会に参加させていただいていると感じた時間となりました。次回も楽しみに参加したいと思います。