経営実学セッションに参加しました

今回は商店街支援についてがテーマでした。実際に支援をされている診断士の先生から発表がありました。印象に残ったのは下記の通りです。

 

社会学からのアプローチ

・商店街に求められる役割とは?社会学からのアプローチも面白い。

・地方は特にシャッター通り、ゴーストタウン化している地域もある。モータリゼーションについていけなかった結果である。

・商店街がなくなってしまったら、「まち」が成り立たなくなるのでは?という視点での研究も良いのでは。

 

■将来のビジョンの観点から

・個店の現経営者から子どもが継ぎたいと思えるような魅力(経済的に儲かるのか、など)があることが大前提である。

・成功事例、失敗事例なども参考として研究すると良い。

・10年先を見据えた上で、今動いている商店街がどれだけあるか?個々の個店の経営がうまくいっていることが、商店街の成功の前提である。

・商店街のライバルは、スーパーやなどではなく、amazonでは。見る先が違うと、今の取組も異なってくる。

 

■生産性の観点

・中小企業の経営と同じ観点。生産性や付加価値向上は大きな課題である。

・横のつながり、組織化が今後も成立するか?

 

 

こちらのセッションは、学術的観点と、実学的観点の両輪を大事に研究することが特徴です。参加者は中小企業診断士が中心ですが、他の士業の先生や、様々な立場の方が参加され、コメントも多様で興味深いです。次回も楽しみに参加したいと思います。