融資あっせん勉強会に参加しました

私の所属している東京都中小企業診断士協会 城南支部では、大田区の融資あっせん事業を受託しています。事業を受託する専門家登録を行なうため、勉強会が開催されており、今回は今年度4回目でした。私はすべての回に参加しており、今回も参加しました。

 

今回の事例は、以下のような特徴がありました。

・融資の目的は、設備の取り換え投資。旧設備が古くなったため、売上が好調な今のタイミングで交換する。

・融資の上で、既存事業とは別の「チャレンジ事業」が必要のため、新設備の性能を活かした事業をチャレンジとして判断する。

・返済額が多額になるため、新設備導入による利益額増加の効果を大きく見積もるなど、資金返済計画を作成すると厳しい実態が把握できる。

 

また、改めて認識した内容は、以下の通りです。

・売上・利益計画、資金計画共に、事前に計画作成の上、本案件の実態を認識し、確認が必要な内容をヒアリングする。

・融資あっせんの得点は、合否の分かれ目となるボーダーラインは存在するものの、要は当該企業にとってプラスになる投資なのか否か、の判断。

・当方で融資あっせんの評価を実施した後、融資決行の判断は信用保証協会や金融機関が行なう。

 

事例を取り扱っての勉強会を通じて、融資に関する知識や周辺事項を学ぶ機会となりました。企画・運営くださった事務局の皆様や、一緒に勉強会に参加くださった皆様に感謝です。今後も積極的に活動に参加していきたいと思います。