事業承継士資格更新セミナーに参加しました。

今回のテーマは「簡易株価算定をフックにした事業承継コンサルティング獲得の秘訣」でした。

 

・同族会社とは、納税義務者の6親等以内の血族、または3親等以内の姻族で構成されている会社。

 

・株式算定方法は、類似業種比準価額や、純資産価額等の方法がある。純資産価額方法では、簿価と時価の差分が生じることがある。特に土地は時価が下がっていることがある。その場合、時価で算出するため、含み益が生じる。含み益に対して37%の法人税が生じる。税を引いた分が純資産となる。

 

・類似業種比準価額の方が株価が低くなることが大半のため、類似業種比準価額で株価算定できるようにすることもテクニック。

 

・事業承継税制を活用するため株価を下げないで事業承継しても問題ないと考える経営者もいるが、後継者以外の相続人にかかる相続税などを考慮すると、やはり株価を下げる必要はある。

 

・少数株主を含め、株が分散していると中長期的な観点で経営に影響することもある。後継者に既に3/4の株式が集まっていたとしても、後々問題になるケースもあるため、詳細を確認しておく必要がある。

 

事業承継に関係する様々な専門的な話を聴講しました。事業承継は関心のあるテーマなので引き続き情報のアンテナを張っておきたいと思います。