WICIジャパンの定例会に見学させていただきました

こちらのコミュニティに関しては以前から耳にしていたのですが、4月から経営企画に異動になったこともあり、興味が増したため初めて見学させていただくことになりました。私の立場としては個人として見学しました。

 

今回は2社の統合報告書について、それぞれのご担当者から概要紹介がありました。その後でそれぞれ質疑・意見交換が行われました。

 

視聴した感想としては、それぞれにカラーがあると感じました。1社目は「ガバナンス」というキーワードが印象的で、2社目は「環境」「サステナビリティ」が印象的でした。

大企業だとどの項目も大体は取り組んでいるし、どれもアピールしたくなりがちだと思います。全部満遍なく伝えてしまうと、「何が言いたいのかわからなかった」と言われてしまうのだと思います。

統合報告書はステークホルダーとのコミュニケーションの材料だという点は2社共通で語られていました。そのため、一方的に発行して終わらせるのではなく、積極的にフィードバックしてもらったり、関係者に解説するイベントや簡易版を発行するなどの創意工夫が大事になってきます。

そのような取り組みを行なっているとのことで、素晴らしいと思いました。地道に実践を積み重ねていくうちに、さらなる改善点に気づき、一層良いレポートを作ることができ、コミュニケーションも良くなっていくのだと感じました。

良い事例を一つでも真似して取り組んでいくことが、成長のカギなのだと思います。私自身の所属企業の統合報告書も今一度見直しをしてみて、気づきをメモしておきたいと思います。

 

今年度、MI職として人的資本経営に関する社内レポートを執筆・発行した経験は役立ちました。統合報告においてストーリー性が大事だという指摘について、この経験があったので納得できました。

 

他に興味深かったのは、本コミュニティに参加している企業についてです。統合報告に力を入れているからこそ参加しているのでしょうか。参加企業の統合報告書を眺めてみたいと思いました。

 

今回見学させていただき、様々な気づきや興味を持つことができました。中小企業診断士として、企業支援の場面で社外発信する情報の観点や発信方法などの観点でも参考になりました。ご紹介いただいた方には本当に感謝です。今回得られた気づきを今後の活動に活かしていきたいと思います。