ものづくりイノベーション研究会に参加しました

今回のテーマは「旋盤」でした。特に印象に残ったのは以下の通りです。

 

・昔の工作機械の3種の神器:①旋盤(丸棒状の製品をつくるのが得意)、②フライス盤(角状の製品をつくるのが得意)、③研削機(仕上げ面をきれいきれい(ピカピカ)にするのが得意)。

 

・旋盤加工はなかなか思ったようにできないため、凝り性の人にとって興味深い。旋盤加工がやりたくてものづくりの世界に入る職人さんもいる。

 

・技術面で肝となることの一つは、送りのスピード(削るもの(ワーク)に削る工具(バイト)を送る速度)と、ワークの回転速度。

 

・チャック(旋削加工物を取り付けて固定する装置で、主軸にセットして使用する)の爪の部分(生爪)は、経験豊富な工場は様々な種類を保有している。

 

・NC旋盤(CNC旋盤)は、送りの速度や回転速度などの職人の経験値を元に、自働化されている。

 

・難しい加工技術の例:①薄肉加工(変形するため)、② 深い内径加工・シリンダの内径(バイトが反るため)、③ 細い長尺加工(ブレるため)、④ 3次元複雑形状(複合旋盤が必要なため)

 

チャックとは反対側からワークの端を押さえる台を心押し台という。ワークの中心を見つける”心だし”が最も難しい。

 

今回も大変勉強になりました。自分はものづくりに興味がある、と改めて実感できた回でした。次回も楽しみです。