今回は「測定器・計測技術の基礎知識」というテーマでした。オンラインでの開催だったので参加しやすかったです。下記のような内容が発表されました。
・測定に関わる定義
・機械の「機」の文字と、測定器の「器」の違い
・誤差について
・一般的な測定器(ノギス、マイクロメーター、ハイトゲージ、てこ式ダイヤルゲージなど)
・測定器の読み方
・温度計、硬さの測定
・3D測定器の紹介
中でも特に印象に残ったのは、測定器のデジタル化、高度化が進んだことで故障した際に気付くことができる習熟度がないと、不良を未然に防ぐことが難しくなったり、応用が利かなく利かなくなったりする局面も発生しうる、という観点でした。最新式の道具や材料を導入してもそれらを使いこなせないと適切な効果を得られないこともある、という示唆だと思います。
一方で、コスト競争力やスピードの確保での競争力向上という観点で、適切な材料・道具の確保も重要である、という観点も発表されました。道具だよりにせず、失ってはいけないノウハウもある、とのことでした。
測定器に限らず必要な観点の発表を聴講できたと思いました。しっかり念頭に入れた上で製造業診断に入りたいと思います。