今月のテーマは、「事業再構築に向けた事業計画作成の勘所」でした。中小企業診断士として考えさせられることが多く、大変勉強になりました。印象に残った点を下記に記載します。
・日本における経済面での課題は生産性向上である（OECDの調査で日本の生産性は先進国の中でもランクが2000年時点と比較して下がっている）
・一人あたりの生産性向上のため、事業再構築補助金の制度も設定されている
・中小企業・零細企業においても、スモールM&Aなどを通じて規模を大きくして生産性を向上することも一手
・生産性向上のため、従業員の給与を上げる必要がある。そのために資本力を上げる。
・日本は諸外国に比較して投資額が低い。研究開発費や研修費用など。
・最低賃金と生産性は強い相関関係にある。
コロナの影響での環境変化に対して、いかに対応できるかで企業の存続や今後の成長が変わってくると思います。今回の事業再構築補助金の制度設計に関する中小企業庁の資料や動画を見ても、今後の中小企業支援施策に関する方向性が伝わってきます。このような中、私たち中小企業診断士がどのような支援を行うことができるか、引き続き情報収集をしながら、各企業様に必要な支援ができるようにしていきたいと思います。
