目黒診断士会のセミナーに参加しました

今回は、「売上アップにつながる写真の撮り方 中小企業者支援の手法」というタイトルで、写真家であり中小企業診断士でもある講師による講義でした。

 

印象に残ったのは下記の通りです。

■飲食物を美味しそうに撮影するためのテクニック

・順光・逆光ではなく、横からや斜めから光が当たる位置から撮影する。影が映り、立体感が見えることが重要。

・背景は基本的に黄色系が食欲をそそる。内容によっては黒が良いこともある。箸が映っていたり、味噌汁が一緒に映っていたりするとより人気が高いこともある。インターネット調査で人気投票を行なうなどの調査も効果的。

 

■写真を使ったコンサル事例

・提供している食べ物ではなく、店主を売り出すストーリーが愛顧を獲得する。店主と二人三脚で当店の強みを洗い出し、その中から顧客にとっての便益を抽出し明文化、ストーリー化する。中小企業者は、強みを持っているのに、それを認識していないケースが少なくない。引き出して訴求するのも診断士の腕の見せ所。

・売上を上げるため、RFM分析や「FFAB」のフレームで分析するのも効果的。FFABとは、Fact(事実)、Feature(特徴)、Advantage(利点)、Benefit(便益)のこと。強みをこのボックスに振り分けて事業を整理する。

 

前半に一般知識の内容、後半が事例紹介だったので、基本と応用といった形で内容理解が進みやすく、説得力がありました。写真のセンスではなく、テクニックと診断士としての基本のお作法が重要であることを改めて実感できる良い機会となりました。今回のような有意義なセミナーを積極的に聴講し、実践も行ないながら、レベルアップしていきたいと思います。講師の方や事務局の皆様に感謝です。