スモールM&Aセミナーに参加しました

私の所属する支部の能力開発推進部が主催のセミナーに参加しました。私は能力開発推進部の部員なので事務局としての参加でした。

 

特に印象的だったのは、「M&Aファースト」という考え方でした。一般的に事業承継の教科書には①親族内承継②従業員承継③第三者承継、の順番で検討を進めることが書いてありますが、現代社会において親族内承継を一番に考えている経営者ばかりではないのではないか、といったご見解でした。

 

三者へのM&Aを〇年後に実施することを念頭に経営を進めれば、結果として企業の磨き上げができ、より魅力的な企業に変身できるという効果もあります。そのタイミングで、親族内の後継者が継承したいと申し出れば、その後継者が継承するのも有りだというご見解でした。

 

また、M&Aは人的ネットワークが重要であるという点も印象的でした。自分がすべての業務を担当せず、必要に応じて弁護士や税理士などと仲間になって仕事を請けるというお話です。

 

実務を実行する中で学び得ることが多いというお話も印象的でした。それはM&Aに限らない話だと思います。今後も診断士の活動を積極的に実行していきたいと思います。