ものづくりイノベーション見学会に参加しました

今回はマシニングセンター加工の知識』がテーマで、金属加工の分野で最も重要な要素であるマシニングセンターについて、仕組みや歴史、業界動向などが発表されました。

 

特に印象に残ったのは以下の通りです。

マシニングセンターは、汎用機で実施していた複数の作業を1つのマシンで実施できるようになっている

マシニングセンターの中でも、X,Y,Zの三軸だけでなく、5軸の作業ができるものもあり、従来よりもいっそう複雑な形状を作れるようになっている

・歴史で見ると、1950年代にアメリカで最初のマシニングセンターが作られたという説がある その後、日本のメーカーも米国企業と協業でマシニングセンターを作った

・工場によって材料の得意不得意がある。材料によってマシンのメンテナンス面ですぐに悪くなってしまうようなものもあるため、新品でのマシニングセンターを購入するよりも中古で購入するケースもある(マシニングセンターは一般に高額である)

マシニングセンターのメンテナンスのために使用する油は、一度使って捨てるのではなく、鉄くずを絞って再利用することもある。材料を削り出して残ったものやスクラップ品の中から材料をリサイクルに回すだけでなく、メンテナンス用品も無駄なく使用している

 

基本的な知識から現場の実務面での話まで多様な講話を聴くことができました。興味深かったです。次回も楽しみに参加したいと思います。