千葉県中小企業診断士協会主催の理論政策更新研修を受講しました

今回のプログラムは以下の通りです

 

①中小企業施策の紹介(事業再構築補助金にフォーカス)

②事業承継について

③経営者による経営戦略のプレゼンテーション

 

①については、事業再構築補助金に関してまさに関わっている立場であるため、整理して再インプットできた機会となりました。当初、新型コロナの影響を受けた中小企業の救済色が強かったが、成長を支援する事業という位置づけに変わってきていること、「中小企業等事業再構築促進事業」令和4年度5800億円の予算。直近の特色としては、物価高騰への救済、成長市場への進出促進、賃上げの促進など。効果としては、既存事業以外の収益の柱ができて経営が安定したり、従業員のモチベーション向上等も見られる。といった点が特に印象に残りました。

 

②の事業承継について、特に以下の点は基本的な事項として適切に伝えたいと思った内容です。

 

承継するものの種類:①人の承継・②知的資産の承継(①②=経営の引継ぎ)、③資産の引継ぎ(役員借入金、経営者保証)

事業承継に向けたステップ:①事業承継に向けた準備の必要性の認識、②経営状況・経営課題等の把握(見える化)、③事業所受けに向けた経営改善(磨き上げ)、④事業承継計画策定/M&Aの工程、⑤事業承継の実行/M&Aの実行⇒ポスト事業承継

 

③に関しては、中小企業経営者の方による戦略のご紹介をいただく貴重な機会でした。支部での研究会なども含め、経営者の方の話は積極的にお伺いする様に心がけています。やはり支援する立場としては中小企業の現場や経営者の方と直接接することでリアルの声を知っておく必要があると思っております。

 

今回の研修はインプット中心でしたが、貴重な時間でした。今後も更なる中小企業支援に励んでまいりたいと思います。