相手への理解と信頼関係の構築

こちらのブログでは報告系の記事を多く掲載していましたが、今回はとあるエピソードからの考察を書いてみたいと思います。

 

最近、有名な女優さんが自死されたというニュースをメディアが連日報道していました。勝手ながら個人的にその女優さんが出演されているドラマや映画が好きだったことや、子どもが2人いる共通点などから、このニュースに目が釘付けになっていました。

 

ニュースや報道の真相は本人や家族にしかわからないことなのだと思います。なので報道される情報は鵜呑みにせず、情報源や論調など慎重に捉える必要があると思っています。特に今回のようなナイーブなニュースに関しては、深入りしてはいけないと個人的には思っています。

 

そんな中で、このニュースを聞いて思ったことがありました。最近自分の周辺で起きた出来事も踏まえて、です。今後の自分自身のためでもあり、自分にとって大事な人たちにメッセージが届いたら良いなという想いで書き留めてみます。

 

・妊娠中、出産後しばらくの女性は、心身ともに妊娠前の状態に戻るまでは大変。特に産まれた子どもを育てながらの回復は困難。

 

・小さな子ども、特に1歳未満の子どもを育てながら自分のことをするのは大変困難。例えば今ブログを書いている間も隣でマウスやキーボード、私の身体を掴んできたりして書き進めるのが難しい。

 

・自分の時間を持つことができないと、身体も心も疲弊してくる。身体は好きな時に好きなだけ休む(睡眠や、静かに横になること)が困難で、心は常に育児に追われていることから逃げ場がないこと。心を落ち着かせる時間がないと、心が疲弊する。

 

・「愚痴を漏らすのは良くない。」「ネガティブな発言は、それを聞く人にとっても、自分にとってもマイナス。」「”子どもが欲しい”と言ったのは自分じゃないか。」

こういったことを言われるのは分かっている。でも、毎日の生活がキツイ中で、”一緒に暮らしている人に話を聞いてもらいたい”、”少しでも共感してもらいたい”と願ってしまうのは、いけないことなのだろうか。

 

・妊娠・育児で大変な状況にある女性に対して、十分に話を聞かない中で、「精神科に行った方が良い。」という言葉を投げかけるのは、その女性に対する100%の愛情表現なのだろうか。

 

・自分にとって本当に大切な人が苦しがっているとき、自分はどうしたいか。私だったら、その人の抱えている苦痛を和らげてあげたいと思い、努力する。まずは状況を話してもらい、気持ちを把握する。その次に、その人の主観的な情報だけでなく、より俯瞰した客観的な情報を把握する。その上で、状況に応じてアドバイスしたり、自分の感想を述べる。相手のニーズに応じた対応をする。

 

・妊娠・出産は女性にしかできないこと。出産後も多くの苦労をするのは女性の方。例えば産後の心身の回復や、仕事への復帰の困難(仕事を離れる期間が一定期間存在するため)、苗字の変更届(金融機関や所属企業・所属団体、パスポートや免許証など)やそれに伴う煩雑な事務手続き。一般に住所変更も女性の側が行うことも多い。妊娠中に高血圧や糖尿病といった合併症や、口の中が酸性になることからむし歯になるリスクも高まる。自然分娩ではなく意図せず帝王切開手術(緊急ならなお心身の負担が大きいこともある)の場合もあり、その場合は自然分娩よりも一般に回復までに必要な時間は長い。

 

私自身も、妊娠・出産・育児という一通りの流れを第一子で経験しました。現在は第二子妊娠中です。自分では自分のことを客観的に言うのは難しいですが、1歳未満の子育てをしながら妊娠している状態にあるのは、大変な時期にあるのかな、と思っています。(それでも子供は可愛いので頑張っています。)

 

では、自分はどういう人になりたいのか、という想いを書いてこの投稿はおしまいにします。

 

・「人の苦労を少しでも理解できる人になりたい」

「苦労は買ってでもしなさい」と小さいころに聞いた教訓があります。私はその通りだと思っています。なぜなら自分が苦労を経験しないと、苦労している人の気持ちを理解するのが難しいと思うからです。

 

・「子どもを授かり、大切に育てあげたい。」

子どもを授かり、子どもにはきょうだいをあげて、にぎやかな家庭を築きたい。子ども一人一人を大切に育てあげて、生きることの喜びを感じさせてあげたい。

 

・「後悔のない人生にしたい」

時には、人生の選択に迫られることがあります。その瞬間を切り取ると、二者択一。選択の期限は限られるので、後々誤っていたと気付くこともあります。それに対するリカバリーも含めて、自分の人生なのだと思います。誤った選択だったとしても、周囲に流されることなく、自分らしい人生を歩みたいと思っています。

 

・「自分の信念を持ち、大切にしていきたい」

冷たい発言をする人もいますが、それは一つの意見であって、必ずしも自分も共感しなくて良いと思っています。私は私の価値観を持ち、優しさや温かさを大事にしていきたいと思っています。

 

大変なことも多い日々ですが、味方も何人かはいます。応援してくださっている方や子どものためにも、もう少し頑張りたいと思っています。