関東経済産業局主催で、withコロナ禍での対策が講じられるとのことで興味を持ち、聴講しました。
大きく3部構成になっていました。
1部では、「収益力向上」に向けたTipsが講じられました。講師は産業技術総合研究所の研究員の方で、AIやIoT、ロボティクスの導入など、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援されてきた経験からのお話でした。ドラッカーの経営理論を引用しながら、イノベーションやマネジメントの必要性が語られました。
2部では、関東経済産業局より「攻めのデジタル化事例」が講じられました。自社内でAIを導入して課題解決をしたことが他社への横展開などでビジネス化できた事例や、新会社設立に繋がった事例などが語られました。
3部では、情報セキュリティ対策の現状について調査結果が報告されました。緊急事態宣言発令後、中小企業も含めて多くの企業がテレワークを導入したものの、セキュリティ対策は十分ではない現状とのことでした。自社の売上だけでなく、取引先などを含めたサプライチェーン全体のセキュリティを守るという観点でも、自社におけるセキュリティ対策は必要、といった内容でした。
中小企業を支援する立場として、実行すべき対策、できる対策を見極めて、優先順位づけして一つずつ行っていくことが必要と思いました。
