知人が登壇するので興味を持ち、聴講しました。こちらは法政大学の大学院のファミリービジネス研究会の例会で、今回は『事業承継支援マニュアル』という新書が出版された記念でのセミナーとのことでした。
聴講して印象に残ったことは以下の通りです。
・戦略とは差別化である。単価を上げるための戦略を考える。コストダウンは必要な企業努力だが、戦略ではない。やって当然のことだから、他社も当然コストダウンを行うから。
・経営理念こそ、大きな差別化の要素である。特に親族内承継が少なくなっている昨今は一層、理念の明確化など、知的資産(無形資産)の承継が大事。支援者としてぜひ実施すべきことである。
セミナーを聴いての感想ですが、一度学んで終わりではなく、学び続けることの重要性を改めて実感しました。例えば人材採用にあたり最近の若い人々の志向として社会貢献したいという傾向があります。また、投資家の投資先も、配当志向だったものがESG投資やSDGsなどの志向も高まっているといったこともあります。最近の傾向を知ったうえでないと、人材採用の戦略、ひいては企業経営の方向性も誤ってしまいかねないと思いました。
知人の活躍している様子を見ることができ、元気をもらうことができた時間となりました。