補助金事務局の業務8日目

この仕事を始めて8日目になりました。不定期でかつ午前のみが基本なので従事した時間ではまだ短いかと思いますが、少しずつ慣れてこれた感じはします。

今回は1番多く携わってきた種類の申請チェックでした。印象的だったのは、公募要領やガイドラインに記載の対象経費を拡大解釈した申請があったことです。

補助金の基本的な考え方として、最低限の補助のみ、というのがあります。申請内容をみると、一見すると効果があるように思えるようなことでもokとしてしまうと対象となる経費の種類は広がっていってしまいます。当然ながら、国としても対象の補助金事業毎に予算を組んでいるため、対象外の費用は支給対象とはなりません。

中小企業診断士として経営の支援者の立場としては、改めて補助金活用のメリットデメリットを認識した上での活用を事業者に伝える必要がある、と考えました。公募要領やガイドラインに説明や例示の掲載がありますが、総じてボリュームが多く、隅々まで読み込んで腹落ちするのにはある程度時間を要します。しっかりとした事前準備や、その後のやり取りに要する工数、申請から交付までに時間を要することなどを認識した上で申請する必要があります。