ワールドビジネス研究会「身近な国際化への対応」第2回セミナーに参加しました

今回はオンラインにて、「身近な国際化への対応」とのことで、前半は「外国人材の活用 お互いの思い、課題と理解」という講演、後半は「外国人材の受入制度(仮) 正しい理解と企業の戦略」という講演が行われました。

 

前半については、東南アジアにて、現地の日本法人において現地の優秀な人材に働いていただくために、日本企業で働くことに関する講義を行なっていた専門家の方がご講演されました。豊富なご経験を元に、日本におけるチームワークはサッカーに近く、外国におけるチームワークはアメリカンフットボールに近いといったご紹介などがありました。外国人雇用においては、異文化理解はもちろんですが、働く個々人への関心を持ち、良好なコミュニケーションを取ろうとする姿勢が大事だというメッセージが印象的でした。

 

後半は、外国人雇用のテーマの中でも、特に法務や労働面に詳しい専門家の方によるご講演でした。日本においては少子高齢化が進んでおり、生産年齢人口の減少が続くことから、労働力の確保が欠かせません。そんな背景から法律にも変化があり、外国人の受け入れに変化があることがご紹介されました。一口に「外国人の受け入れを行ない戦力として活躍していただく」と言っても、雇用形態や担当業務、雇用年数など、受け入れの形態によって様々な制約があることが具体的に説明されました。

 

私としては、ダイバーシティに興味があるため、国際化の中でも特に「外国人人材の活用」に関心を持ち、今回聴講しました。企業の規模を問わず、人材不足への対応は必要不可欠だと思います。今回のセミナーを聴講し、より適切に各企業が必要な人材を確保し、戦力として活躍できるよう、必要な取組のヒントを得られました。引き続き興味のあるテーマについての情報収集・研究を進めていきたいと思います。