小規模事業者等活性化事業の学習会に参加しました

私の所属する中小企業診断士支部では、小規模事業者等活性化事業という事業を運営しています。私も本事業に登録しているのですが、今回はオンラインで学習会があったので参加しました。

 

今回は、前半で補助金に関する支援を実施されている専門家の先生によるご講演、後半は専門家派遣から民民契約に至ったご経験をお持ちの専門家の先生によるご講演でした。

 

前半では、ご自身が補助金申請書作成支援をされた実際の事例を元に、審査ポイントを捉えた書き方にするための具体的なポイントのレクチャーがありました。図表やイメージ図などを意識的に多く挿入することで視覚的に理解・認識されやすいこともご紹介いただきました。

 

後半では、専門家派遣において、事前準備・初回訪問・最終訪問までの流れについて、ご自身のご経験を元に具体的にご紹介いただきました。特に印象的だったのは、初回訪問では先方(中手企業経営者)からの情報聴取が中心となり、専門用語なども発されることから文字起こしをされているということでした。多大な労力を要しますが、それほどに真摯な対応をすることが、先方の信頼の獲得に繋がっていると感じました。

 

最後に、以下のような印象的なメッセージを頂きました。今のコロナ禍において中小企業診断士として、専門家に求められている支援は多くある。活動の機会は多くあるが、すぐに活動開始できるか否かは、それまでの準備状況次第である。とのことでした。必要なインプットとアウトプットを行ない、専門家として活動できる準備を整えておくことの重要性を感じました。

 

今回の学習会では、実際に最前線でプロのコンサルタントとしてご活躍の先生方によるご経験談をご紹介いただき、多くの点で参考になりました。お忙しい中、今回の勉強会をご準備いただいた事務局の皆様や先生方に感謝です。今後の中小企業診断士としての活動に活かしていきたいと思います。