金融機関の専門家派遣に行ってきました

今回の派遣先はエンターテイメント業界の事業者様で、映像配信などを担われていました。今回の主なご相談事項は、現状の課題の整理でした。

 

そこで、今回の時間はこれまで以上に、事業者様から現状のヒアリングを丁寧に行なうことを心がけました。事業内容、現状の売上や従業員数、代表者が時間を割いて行っている業務などをお話し、現状を可視化しました。そのうえで、数年後実現したい未来像についてもお話いただき、その実現に向けて行う必要がある活動に関してもご一緒に対話をしながら明確化していく時間となりました。

 

事業者様の頭の中で、既にありたい姿と現状、それに向けた課題の概要は考えていらっしゃいましたが、話をした後の感触としては、課題の洗い出しや対応策の具体化はクリアになっていなかった様子でした。前もって今の段階から着手しておくべきこと、考えておくべきことなどが明確になって良かった、といったコメントを頂きました。

 

小規模企業の代表は、経営の舵取りも必要ですが、一般に現場にも出ていらっしゃるので現状の整理や課題の洗い出し、ありたい将来像の明確化の必要性を理解しながらも着手するのが難しいというのを改めて実感したケースでした。私自身、経営者の皆様にとって少しでもお役に立てる存在となれるよう、引き続き切磋琢磨していきたいと気持ち新たにした機会となりました。