『世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?』を読みました

 

 

 

 約一年ぶりに読んでみました。コミック版の方ですが、ストーリー仕立てになっているので個人的には主人公に自分自身を重ねて読むことで、より実践的なイメージを持つことができます。

 

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★成功する人の共通点:「基本」に徹すること

■「基本」の4つのポイント

1.人との「つながり」を大事にする

 直観、運命、何かを信じ、感謝することが後々助けになる

2.貴重な時間とお金を「つながり」に投資する

 多くの人との時間の共有が、結果として仕事のはあを広げる

3.相手の名前を口に出して覚える

 人間関係は名前を覚えることから。別れの挨拶にも名前を。

4.相手への興味を真摯に持ち、質問する

 人間は、自分に関心を持ってくれる人には自然と好意を抱く

5.相手との時間を印象的に共有する

 できるだけ前回とは違った時間・場所・服装で再会する

6.先輩・上司との飲み会を避けない

 会社では聞けない貴重なフィードバックをもらうチャンス

7.どんなに多忙でも、週一回仕事と関係ない人に会う

 積極的に時間を作り、信頼する人に紹介してもらう。即会う

8.無遅刻・無欠勤を続けられる「健康」を維持する

 中長期で成果を出すには睡眠・食事・衛生管理は不可欠

9.身体を動かすことで心にもアンチエイジングを施す

 いつまでもリスクに前向きでいるために進退を鍛える

10.服装は個性よりも生活感を大事にする

 仕事相手が求めているのは仕事内容の「個性」

11.2週間に一度は靴を手入れする

 身だしなみで特に差が出るのは足元

12.相手に「譲る」余裕を持つ

 相手を優先する心の余裕が人間関係も良好に保つ

13.「すみません」よりも「ありがとう」を伝える

 感謝を表現できる人は相手に自信を感じさせる

14.正解のない問題を考えるクセをつける

 日頃から自分なりの解を見出す努力をする

15.読んだら3倍考える

 読んだ本の冊数よりも一冊からの思考量を重視する

16.新聞は「世間のはんのう」を考えながら読む

 世の中の動きに自分なりの意見を持つことに価値がある

17.斬新な「思いつき」よりも、骨太な「意見」を重視する

 論理力のない弱い意見は相手を動かす力もない

18.自分の頭で答えを出す

 安易にネットで調べずに自分の脳に汗をかかせる

19.紙とペンを手にオフィスを離れよう

 アナログツールと場所を変えることで自分の頭が働く

20.「ポイントは3つ」で思考の瞬発力を鍛える

 「3」は問題を分解し、まとめるうえで最適な数

21.始業1時間前から「準備」をする

 最も頭のさえる時間に一番難しい仕事をする

22.朝一ダッシュをかけるっための「儀式」を行う

 前日の退社前に自分の机とToDoを整理しておく

23.一週間が始まる前にオフからオンに切り替える

 切り替えと準備で、午前から全開で仕事に臨む

24.仕事を分類して「優先順位」をつける

 優先度と所要時間で仕事を分類する

25.3秒で開ける場所にノートを開いておく

 いつでも次の仕事に対応できる準備をしておく

26.どんな理由があろうと10分前には現地到着

 時間厳守が自身を生み出す第一歩

27.週末に「自己投資」の時間を取る

 20代は丸一日を自己投資にあてる

28.仕事を頼まれたらその場でイメージを共有する

 5W1Hをイメージし、過去の似た仕事の完成版を参考にする

29.引き受けた仕事は、5分限定ですぐやる

 直後だから見通しがわかるし、簡単なことでも聞ける

30.忙しい上司のスケジュールに割り込む

 コンパクトな割込みは歓迎される

31.上司へのホウレンソウは先手必勝

 聞かれてからはディフェンス、聞かれる前ならオフェンス

32.ホウレンソウは仮説を入れて念押し型でやる

 結論に仮説をつけると上司の「なぜ?」に対応できる

33.上司への経過報告は翌朝を狙う

 期待値を超えるスピードが信頼を増す

34.資料は「紙芝居」と「3W」を意識する

 Who,Why,Whatでストーリーを作る

35.資料作りは下書きに時間をかける

 手書きなら考えることに集中でき、作り直しも早い

36.プレゼン用資料の原則は「1チャート・1メッセージ」

 1メッセージを明確にし、その裏付けデータを添える

37.白黒でも説得力のある資料を作成する

 見た目をごまかさず、中身のあるメッセージで勝負する

38.資料は「attention to detail」を徹底する

 仕事の質は細部に表れる。最後に5分、見直しを

39.作った資料は「自分の商品」だと心得る

 手元に残った紙の資料を見ながら相手は検討する

40.会議ではホワイトボードの前に座る

 視覚的な表現で参加者の意識を集中させる

41.会議で発言しないのは「欠席」と同じ

 会議におけるバリュー(価値)とは発言のみ

42.メールの返信にまで気を配る

 一流ほど返信は早い。難しい案件は時間がかかる旨をあらかじめ伝える

43.英語の勉強は目標を明確にして短時間で成果を出す

 具ア知的かつ高めの目標に短期集中で取り組む

44.英語は「論理コミュニケーション力」を重視

 筋道を立てて自分の主張をわかりやすく伝える

45.愛国心をパワーの源に変える

 日本人としてのプライドがあなたの行動を後押しする

46.今より一つ上のポジションを意識して仕事をする

 昇進する前に、能力があることを先に示す

47.会社は「退学」せずに「卒業」する

 自分の中で「逃避」せず、前職の人脈を「財産」にする

48.「自分ノート」を肌身離さず持ち歩く

 過去の目標や経験を振り返り、自身の成長に生かし続ける

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上記の原則を愚直に実践した主人公は、見事に自身の夢を実現します。私個人的には、このようなサクセスストーリーが好みなので、興味深く読めました。どの原則もどこかの本などで見聞きしたことがある内容ではありますが、この基本を丁寧に一つ一つ実践できている人はあまりいないのだと思います。

 

言葉で言うことは簡単ですが、行うことは難しいです。自分の成長計画を立て、自分にできることから一つずつ実践していき、この本も定期的に読み直し、その都度自分自身の成長度合いを見直し、更なるステップアップをする、というPDCAを回していきたいと思います。