実践経営勉強会10月度に参加しました

今回は「チーム作りに活用!分断から協働への人権セミナー」でした。インバウンドに関するスペシャリストの先生による講義で、豊富な現場経験に基づいた、実用的な内容でした。

 

外国人人材の適切な積極登用の話と、人権に関するセミナーの二本を元に、今回の講義の中でご紹介くださいました。

 

前者(外国人人材の積極登用)の話に関しての感想から書いてみます。能力や意欲の高い人材を、適切なポジションに登用することは、その組織における発展には欠かせないことだと思います。「外国人だから」「女性だから」「〇〇だから」などといった理由をつけて、これまでの習慣・風習に固執するのではなく、”人財”を積極的に育て、適切なポジションに登用していくことを実践する中で、その組織自体の成長・発展につながっていくのだと思います。

 

次に、後者(人権)に関する内容に関しての感想です。まず、人権についてしっかりと腰を据えて考える機会は、日ごろの生活の中ではなかなかないことなので、今回専門家の先生からご紹介いただいたのは大変貴重な機会になりました。

 

特に印象的だったのは、「おごれる者は久しからず」という言葉でした。地位や肩書を鼻にかけていると、遠からず衰え滅ぶ、という意味だそうです。改めて自分自身の現状を顧みる機会になりました。

それから、マジョリティ(多数派に属する人たち)はマイノリティ(少数派に属する人たち)の気持ちがわからない、とのことでした。なるほど、と思いました。その時々で、自分の属性や立場によって、自分がマジョリティのこともあれば、時にはマイノリティになることもあると思います。無意識のうちに、自分がマジョリティの立場にあり、マイノリティの立場の気持ちを理解できていないこともあるのではないか、と思いました。

 

自分としては、相手の立場を思いやれる人になりたい、と思います。定期的に人権について考えることは、そういった自分自身の現状を垣間見るという意味でも重要だと思いました。

 

診断士としての知見としての気づきとしては、外国人採用の効果的な方法として、縁故採用や複数人の同時材用が効果的という点でした。辞めにくいためだそうです。仲間がいると、異文化理解の点で話し合うことができるそうです。

また、ジョブ型だと仕事がなくなった時点で解雇される、一方で職能型採用だとほかの仕事に回すことができる、というリスクがあるそうです。

フラットな関係性が重要である。人権を一言でいうと、例えば車いすの人でも2階に上がりたい意思がある人も2階に上がれるようにスロープとをつけることだそうです。

学びの多い回となりました。