工場入居診断の勉強会に参加しました

大田区における工場入居の希望企業に対して、診断を行う事業があります。今回はその事業を担う専門家としての勉強会に参加してきました。

本事業で一番重要なのは、地元大田区における工場入居の必要性ではないか、ということを議論しました。地元に経済的な面や、人材的な面などで貢献できるのか、といった点です。

もちろん、この必要性を検討する際、対象企業の成長性や財務健全性なども重要になってきます。入居後に企業経営がうまくいかなくなることがあれば、地元大田区も困るためです。

また、本事業は入居の申請を企業側から提出されるのですが、その書類に書かれる内容は必ずしも十分ではない可能性もある、ということも再認識しました。良好な企業にも関わらず、書面上に十分に表現されていないこともある、ということです。逆のパターンもあるとのことでした。

そのため、提出された書類や事前に調べられることは調べるものの、実際に経営者からヒアリングして引き出す内容が大変重要である、ということを改めて実感しました。十分に引き出せるかどうかは、ヒアリングを行うこちらの準備次第だと思います。ヒアリング項目を入念に準備し、経営者が回答しやすい切り口で質問する。会話のキャッチボールの中からGood Pointを引き出す。ということです。

もちろん、報告書には事実を記載する必要があるため、悪い点も正確に書く必要があります。しかし、良い点を漏らさないようにすることも重要だと思います。

診断に向けてしっかり準備したいと思います。