日本販売促進学会の全国大会に参加しました

私はこちらの学会の会員になって初年度ですが、今回の全国大会は記念すべき40周年とのことでした。テーマは「流通変革時代の企業経営の活性化を図る」が掲げられました。

様々な業界でご活躍の先生方が参加され、アカデミックな世界でご活躍の先生方による最新の研究成果や、コンサルタントとして最前線で活動されている先生方の現場でのお話、企業経営者としての現場でのお話など、多岐にわたりました。

全国大会の構成としては、講演、分科会に分かれての討論、パネルディスカッション、表彰が行われました。大会全体のテーマは共通ですが、話し手が異なると話の切り口や展開も異なり、参加者としても多角的な見解を持つヒントが得られたと思います。

私個人としては、思いがけず皆様の前で一言お話させていただく機会をいただきました。その場でお話したことを簡単に記載します。コロナで大きな社会全体に変化がありましたが、私の実家の家業においてはコロナの前から変わらず大切にしていることとして「三方良し」があります。修士論文にも書いたことですが、自社だけでなく街が活性化するよう積極的に働きかけること、お客様満足を高めるために努力することも大事である。それによって結果的に街への来訪者が増え、街の魅力が一層向上し、自社にとっても良いことがある。そのように先代から聞いてきました。

Society5.0など、テクノロジーは日に日に進化しますし、コロナなど環境の変化は思いがけないタイミングで変化が起きることもあります。そのような中、大切なことの一つとして、お客様視点を重要視すること(変化に適応しニーズに対応)、経営者の人間力(お客様や従業員を大切にする姿勢)、それらを実現させるためのマーケティングの重要性、が結論の一つとして出されました。

たくさんのことを学ばせていただいた貴重な機会をいただきました。参加させていただけたことに感謝です。