ものづくりイノベーション研究会に参加しました

今回は緊急事態宣言を受け、初めての完全オンライン開催となりました。事前にレジュメが配布され、オンラインでも参加しやすいように運営いただきました。

 

テーマは「たかが5S、されど5S」でした。特に印象的だったことを下記に記載します。

 

・継続的な改善活動:カイゼン活動は維持・継続しないとカイゼン戻りが起きてレベルは向上しない

カイゼン活動を開始するエネルギーも必要だが、維持・継続するエネルギーも必要。「継続は力なり」

・「仕事のカイゼン」も管理職の仕事である:役職が上がるほど、作業よりカイゼン活動の割合が増える

・「1歩1秒1円」:作業効率を高めることの重要性。1秒1円の無駄が生じると、1時間あたり3,600円になる。時給換算すると、妥当な金額になる。例えば移動の無駄などを排除することでこの1時間の無駄を排除でき、3,600円のコストダウンにつながる。

・整理:必要なものと、不要なものを分別して、不要なものを捨てること。余剰も廃棄する。

・整頓:あるべき場所を決め、そこに配置すること

 

私自身も、所属企業でカイゼン活動のリーダーとして活動した経験があり、若手を育てる意味合いや現場の活性化、生産性向上などに一定の成果があることは実感しています。製造現場において5S活動は基本であることも、その通りだと感じています。今回の勉強会の話を聞いて、中小企業支援者として、まずは社長様に5Sの必要性を実感いただくことと、実行に移すこと、そして何よりも継続できるように支援することが大事だと改めて感じました。