経営のデザイン研究会に参加しました

今回は年度末と言うことで、今年度の研究会活動の振り返りと、次年度に向けて各自の活動の近況を共有しました。

 

まず議論の中で盛り上がったのは、経営デザインシートの効果や使用場面についてでした。企業の支援に活用できる様々なフレームワークがある中で、使用場面に応じて使い分ければ良いといった話も挙がりました。

 

経営デザインシートは、シートの左側に過去があり、右側に将来を記載します。上部に経営理念・ビジョンを記載し、下部には過去から将来に向けて取り組むべき課題・アクションを書きます。このシートを書くことで、経営者の頭の中が整理でき、将来に向けてどのような課題があるのかを一枚のスライドで認識することができます。

 

また、同じ知的資産経営に関わる情報を整理するツールの一つに、事業価値を高める経営レポートというものがあります。これは、経営デザインシートよりもストーリー仕立てで過去の情報(積み上げてきた強みなど)を記載できます。具体的な記入項目は下記のとおりです。

 

Ⅰ経営理念(企業ビジョン)

Ⅱ-1企業概要

Ⅱ-2沿革

Ⅱ-3受賞歴・認証・資格等

 Ⅲ-1外部環境

 Ⅲ-2内部環境と自社のビジネスモデル

Ⅳ価値創造のストーリー

Ⅴ今後のビジョン(方針・戦略)

ⅥⅥ知的資産活用マップ

 

「事業価値を高める経営レポート」と、「経営デザインシート」をセットで作成することで、経営者の方に情報を整理し、前向きにこれから取り組むべきことに取り組んでいただけるのでは、と考えます。引き続き研究会活動を通じてこれらのツールもうまく活用しながら、経営支援に役立つような情報収集・実践を行っていきたいと思います。