事業承継士資格更新セミナーを受講しました

今回のテーマは「金融機関の観点から見た不動産鑑定の見方・調べ方」でした。不動産鑑定が具体的にどのように行われるのか、実務に関わる専門家から話が聞ける貴重な機会でした。

 

不動産と動産の線引き、不動産価格の決定の仕方、不動産に関する情報の調べ方などが話されました。不動産を担保に借り入れを行う際、担保としての不動産価格の価値が低く算定された場合、国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営・管理している不動産流通標準情報システムのレインズマーケットインフォメーションや土地総合情報サービスなどで検索をすれば、物件の成約価格などの情報を誰でも入手できることを紹介いただきました。

 

路線価が低く土地の評価額が出ないため、希望融資額を出せない、などと金融機関から言われた場合、成約事例や売出事例複数を提出することで、満額の融資が出たケースもあるとのことでした。

 

また、今回の一連の話を通じて改めて実感したのは、公的書類や手続き方法など、その時々の法律などの定めによって大きく変わっているということです。同じ公的書類でも、持つ性格があるタイミングから大きく変わっていることもあります。そのため、法改正や制度変更などの情報には要注意だと思います。

 

今回のセミナーでは、主に金融機関の方が購読する「近代セールス」という雑誌をテキストとして進行されました。専門ではないテーマだと理解が難しい部分もありますが、少々専門的ではある印象ですが、実務的で勉強になりました。

 

興味のある分野の様々な情報に触れることで、自身の専門性が深まると感じます。今後も引き続きセミナーなどの勉強会に積極的に参加したいと思います。

 

 

 

REINSは、国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営・管理している不動産流通標準情報システム