融資あっせん事業の勉強会に参加しました

中小企業診断士として、融資あっせんを行う事業があります。今回はその担当を行なうにあたり、Zoomでの勉強会が開催されましたので参加しました。

 

今回は勉強会だったので、限られた情報を元に、ヒアリング項目の洗い出しと、売上・利益計画作成・キャッシュフロー作成を行ないました。

 

今回の勉強会は「習うより慣れろ」というスローガンで、実際に手を動かしました。ブレークアウトセッションで少人数のグループに分かれて、各自が準備してきた事前課題を元にディスカッションしました。学んだ点は以下の通りです。

 

・診断士試験で一通り「財務会計」などの科目で学んだ知識があるが、「知っている」と「できる」は異なる。事例であったとしても実際に取り組んでみると不明な点が判明する。

 

・数値面での計画書作成において、根拠の確認は必須。根拠の中身も、受注確度や費用削減(外注費の削減など)の具体的な数値の確認が必要。

 

・診断士が本事業(融資あっせんのためヒアリング実施・報告書作成)に取り組むことで、融資の価値がある事業か否か、融資に対する返済可能性の判断、などの信頼性が高まるといったメリットがある。

 

・区としてはチャレンジ事業(本事業)を応援したい気持ちはあるが、一方で返済されなくても困る。よって応援したい気持ちで高めの評価を報告書に記載したい部分もあるが、手厳しい事実があるのであればそれを明記することも必要である。その匙加減も、診断士には求められる。

 

この勉強会は今回を含めて4回実施されます。勉強会参加を通じて財務面だけでなく、様々なスキルを磨いていきたいと思います。コロナ禍が続く中、オンラインでの開催をしてくださり事務局の皆様には感謝です。