経営のデザイン研究会に参加しました

今月から新たな試みとして、公開事例を元に経営デザインシートを作成し、発表者の設定した論点について議論をする、という流れで運営をしました。

 

今回の事例企業は、食品製造、卸の企業でした。コロナを経て、冷凍自販機での販売や、大手オンライン販売サイトへの掲載などを行い、全国への販路を拡大した、とのことでした。

 

当該企業の強みとして、地元地域とのネットワークを持っていたことから、良質な商品の仕入れ先を保有していたことが挙げられました。実態として、大手オンライン販売サイトへの掲載をすると集客力はあるものの販売手数料が少なくないため、しっかりと利益を確保できているか否か、などの議論も盛り上がりました。

 

今回は、公開事例を元に発表者にて経営デザインシートを作成しました。情報がない部分は空想で記載しました。「ありたい姿」は公開情報を元に整理して書いた形でしたが、この「ありたい姿」を経営者様と伴走しながら、いかに実現可能である程度のジャンプをした理想の将来像を描くことができるか、という点が支援者(中小企業診断士)としては重要となると考えるので、発表者はそのような形で発表しても良いのではないか、という意見も出ました。

 

来月は年度初めなので総会の形ですが、その次からまた公開事例を元に発表する形で進めていきます。会員が持ち回りで発表していきます。私自身は運営側ではありますが、自身も楽しみながら参加したいと思います。