経営のデザイン研究会に参加しました

今回は、昨年度店舗に訪問した飲食業のお店を事例に、最近の近況を交えた上で再度経営デザインシートを作成する場でした。

 

前回訪問した際は、コロナ前だったこともあり、多くの会員が現地の店舗に集まり、お店の食事とドリンクをいただきながら、経営者の方と会話をし、経営デザインシートを作成しました。実際にリアルでヒアリングすると、ご本人の熱量が伝わり、思いの強さを感じながら作成できました。その時は、まだコロナの前なので、その前提での提案をしていました。

 

具体的には、お客様を仕入れ先である美味しい野菜を活用した料理教室や、生産者さんとのコミュニティスペースの提供などで、コアなファンを育成する試みを提案していました。しかしリアルでの開催が厳しくなったり、移動制限などの影響から生産者さんに会いに行くことが難しくなったりといった経緯から、各種イベントは企画されたものの実現までは至らなかった様子でした。

 

コロナの中でも、行商やテイクアウトなど、できる活動を積極的に実施されたそうです。その話を聞くと、厳しい環境の中でも努力を続けられてきた姿勢に心が打たれました。私たち中小企業診断士が、かつ経営デザインシートを研究している我々が、少しでも経営者の方にとってヒントになるような何かをご提案できると嬉しいと思いました。

 

来月、次回の定例会では、今回の情報をもとに各自が作成した経営デザインシートをもとに、作成した内容を発表しあう時間を持つ予定です。諸先輩方がどのようなものを作成されるのか、今から楽しみです。第一線でご活躍されている先輩方とご一緒に研究できる場に参加できていることに感謝です。